当研究室では、感染症を引き起こす病原微生物の増殖・感染・病原性発現に関わる分子機構やアレルギー疾患などの免疫疾患発症に関わる分子機構、ヒトや動物と微生物間の相互作用などについての基礎研究を行うとともに、新規薬剤や予防法の開発、異種タンパク質の高生産技術の開発、微生物機能の有効利用などの応用研究を行っています。

 身体の様々な不調に関わっていることが明らかになりつつある体内時計にも注目し、末梢時計の乱れを整えることで免疫バランスを補正していく研究にも力を入れています。

 

現在進行中の主な研究テーマは以下の通りです。

  • 感染症の起因となる病原真菌の感染や増殖に関わる脂質合成分子機構の解明
  • 病原微生物の病原性因子の同定とその作用機構の解明
  • ゲノム情報を利用した新規な抗真菌薬標的タンパク質の探索
  • 酵母等を利用した異種生物の薬剤排出ポンプタンパク質の機能解析
  • 微生物を用いた燃料電池の開発 
  • 炎症性腸疾患モデルにおける概日リズムの乱れ
  • ケラチノサイトの真菌感染による概日リズム変化
  • 皮膚の光老化(フォトエイジング)における概日リズムの役割
  • 創傷治癒モデルにおける概日リズムの役割

など。